「人間関係マネジメント」2
この記事を読んでいただき、ありがとうございます。ここにたどり着いたということは、あなたは人間関係の悩みを抱えていますね。
さて、前回からの続きです。
人間関係による攻撃のダメージを最小に抑えるための防具その一。
それは「外在化」です。
外在化とは、心理療法や問題解決に利用されるアプローチです。
「問題は自分自身ではなく、自分の外にあるもの」として捉えることです。つまり、問題と自分を別物として切り離し、客観的に物事を見るようにします。
人間関係マネジメントの研究と実践をするためには、悩みの原因を作り出す相手に対してアクションを起こし、その反応を見る必要があります。
気は進みませんが、苦手な人と絡まなければなりません。ここで、苦手な相手からの攻撃を正面から受けると、撃沈される恐れがあります。
直撃を避けるためにも、この「外在化」という強力な防具で身を守りましょう。ご存じの通り、多くの職場では、誰もあなたを助けてはくれません。
自分の身は自分で守る。外在化によって人間関係攻撃による衝撃を軽減する、うまくいけば無効化することができます。
私がよく使う、この外在化を利用した方法は、「全ては実験!法」です
先ずは、このように自分へ言い聞かせます。
「自分が行うことは全て実験である。」と。
今から相手に対して発する言葉も、私が取る行動も、全ては相手の反応をみるための実験である。
このような心構えでいると、例え相手から嫌みを言われとしても
「へえ~、この場合は嫌みを言ってくるのか。」ということが、実験の結果として発見できたと思える。
たとえ相手から罵倒されても
「ああ、このケースでは怒り出して罵倒するのね。きっと、そこに強い価値観が埋まっているのだろう。」ということが実験により発見できたのだと思うと、気持ちが楽になります。
このように、直接相手のことを受け止めず、外在化することにより、良い感じで「他人ごと」となり、「ハイハイそうなのね~」と受け流すことができるようになります。
発明家のトーマス・エジソンは「私は失敗したことはない。うまくいかない方法を一万通り発見しただけだ。」と言ったそうです。カッコいい~
余談ですが、この「全ては実験!法」は、様々なシチュエーションで役に立つ、とても使い勝手の良い防具です。
例えば、ちょっと気になる異性に声を掛けたい場合。
次回へ続く・・・
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